石油ストーブの“使い始め”に注意! 置台のほこりで一酸化炭素中毒の危険も
目次
はじめに
朝晩の冷え込みが強まり、「そろそろストーブを」という方も多いのではないでしょうか。ただ、久しぶりに暖房器具を使うときには、注意が必要です。
街では、街路樹の葉が色づき始め、秋らしい光景に。そろそろ必要になってくるのは、「暖房器具」です。
ストーブのほこりが堆積すると…
久しぶりに物置から出してきたストーブ。
置台にほこりが残っていると、空気の通り道をふさいでしまい異常燃焼を起こし、一酸化炭素中毒につながることも。
また、ストーブにほこりが堆積すると、炎が逆流して、石油ストーブの下からあふれるなどし、ほこりに引火する恐れもあります。
電気ストーブは「トラッキング現象」に注意
また、電気ストーブにも注意が必要です。名古屋市消防局に、注意点を聞きました。
「電源コードであれば断線していれば、ショートの危険もあるので、断線していないか確認してもらいたい。プラグであれば、トラッキング現象による火災が引き起こす可能性があるので、プラグにほこりなどの汚れが付いていないか、あとは変色していないかを見てもらえればいいと思う」(名古屋市消防局 予防課 消防士長 林尚良さん)
「トラッキング現象」とは、プラグについたほこりや水分が要因となり、電気が通った際、発火する現象です。
電気ストーブ以外にもーー
「電気カーペットや、こたつに関してもコード・プラグが付いているので、こちらも同様に、こまめに清掃点検をしていただければ」(林尚良さん)
オススメの最新暖房器具
名古屋市の家電量販店では、暖房器具の売り場が大きく展開されています。
オススメの最新暖房器具を聞いてみるとーー
「こちらの商品がハイブリッドセラムヒートといいます。遠赤外線と温風を組み合わせた効率のいい商品になっております」(エディオン 名古屋本店 児玉裕之 主任)
この商品、わずか10秒で温風が出てきます。その後、遠赤外線のヒーターがつくので体の芯まで温まるのが特徴です。
最近では、光熱費などの高騰により節電を意識する人も多く、節約しながら温かく過ごせる商品も人気が高まっているといいます。
「一部温めたいという需要が高いので、よく売れているのがこたつとかホットカーペットとか、昔ながらの湯たんぽとか一人で温めたいという需要が高まっています」(児玉裕之 主任)
安全面からオイルヒーターも人気
また、安全面などからオイルヒーターも人気だといいます。
「お子様がいる家庭では触ってもそんなに熱くない商品とか、エアコンも、もともと安全性が非常に高いので人気です」(児玉裕之 主任)
本格的な冬を前に、使うシーンを考えて暖房器具を使い分けることがオススメだということです。